漢字をしっかり覚えて読解力をアップしましょう!
漢字の学習は、小学校レベルの漢字をしっかり覚えていることが重要になります。
また、小学校レベルの漢字が分からなければ、中学生になっても他教科の学習も困難になっていまいます。現在小学校6年生のお子さんには、小学校で習った漢字をまずはしっかり復習しましょう。
1 市販の漢字ドリルを使う
小学校4年生レベルの漢字から復習をしてください。漢字ドリルは標準レベルで薄いものをお買い求めください。忘れてしまった漢字があるかを確認することが目的です。そのような漢字は繰り返し書いて覚えるようにしてください。
4年生から3冊の漢字ドリルを復習さえすれば、中学入学後の国語の学習が非常に楽になり、順調なスタートが出来ます。
中学生で漢字が苦手な場合も是非チャレンジしてみましょう。
2 漢字検定を受検する
これは漢字が得意なお子さんにお勧めです。小学校6年生は6級ですが、合格して自信を付けさせるということも大事ですので、7級から受験しても良いでしょう。漢字検定は専用の問題集がありますので、それらをご利用ください。ただし、なるべく薄い問題集を繰り返し練習するようにしてください。
漢字検定は高校入試の際、3級(もしくは準2級)以上を取得していれば内申点などで英語検定とほぼ同じよう扱われます。英語検定より比較的合格しやすいので、中学入学後も継続的に受験することをお薦めします。
3.漢字練習のやり方
漢字の習得は繰り返しの練習が基本です。繰り返し練習することによって、はじめて定着し、使いこなせるようになります。また、繰り返し練習する習慣を身につければ、中学での英語の学習にも良い影響をもたらすことになります。
なお、小学校5年生以下のお子さんも1年後、2年後に備えて、いまのうちから少しずつ復習をはじめてください。冬休みの間に、1学年前の漢字を全て覚えているかを確認してみると良いでしょう。
漢字練習は繰り返しが肝心です。繰り返すことによって初めて、その字はお子さ
んの記憶に定着して使いこなせるようになるからです。
漢字の書き取りが苦手なお子さんは、次のポイントに注意して練習をしてみましょ
う。
次のものを用意してください
★ 大きいマス目のノート
★ 学校や塾で使用している漢字ドリルや市販の問題集
- * 毎日必ず10分必ず時間を作ってください
- * 1回目は漢字を見て書いて、2回目は読みを見て覚えているか確認するという
- やり方が効果的です。
- * 覚えられなかった漢字は翌日もう1度確認しましょう。
漢字練習のポイント
1 書き順
これは漢字をかっこよく書くための順番だよとこどもに言っています。
2 読み
いまの子は中学生になっても(本当は大学生でも)音読みと訓読みの区別がつかない子が多く見 られます。音・訓の違いを正確に覚えるようにしてください。
3 止め跳ね
漢字の止め跳ねだけはしっかり覚えるようにしてください。最初の段階で覚えてしまえば、あとあとは自然と身に付いていきます。なお、教科書の漢字は教科書体というデザインされた漢字ですので、止め跳ね以外はあまり神経質にならないでください。
以上のポイントに注意して、最初は必ずお父さんかお母さんが側について、お子さんに漢字練習をさせてください。漢字練習といえば、お子さん任せのご家庭が多いようです。しかし、最初はやはり大人がチェックしてあげることが大切です。最初の十分と終わった後のチェックだけでもかまいませんので、ぜひ実行してみてください。