倍数と公倍数は、数を数えるときの便利な考え方です。この勉強では、まず倍数について学び、次に公倍数、そして最小公倍数について勉強します。これらを理解すると、数の規則を見つけたり、日常生活で役立つ場面がたくさんあります。
学習のポイント
言葉の意味さえ分かれば、それほど難しくありません。大切なことをノートに書いて、よく確認しましょう。
倍数
ある数を2倍、3倍、4倍・・・とした数の集まりを倍数といいます。
6の倍数は 6、12、18、24、30 ・・・
倍数はどんどん大きくなります。また倍数の一番小さな数は、もとの数と同じになります。
<よく出る問題例>
6の倍数を小さい方から5つ書きましょう。
6、12、18、24、30 ←6を書き忘れないように注意しましょう。
6の倍数で、50より小さい一番大きな数は何でしょう。
6の倍数を書いていって、50の前の数は何か調べてみましょう。
6、12、18、24、30、36、42、48、54
48になります。(全部書かなくても分かる場合は書く必要はありません)
公倍数、最小公倍数
2つ以上の「もとの数」の、それぞれの倍数の中から、同じ倍数だけを集めたものを公倍数という。
↑上の文章だけでは分かりづらいので、実際に書いて考えるようにしてください。
2と3の公倍数を小さい方から3つ書く
2の倍数 :2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,・・・
3の倍数 : 3, 6, 9, 12, 15, 18, 21,・・・
赤のところが同じ数になる→公倍数
答えは 6、12、18 となります・
公倍数の中で一番小さいものを最小公倍数といいます。
上の例ですと、2と3の最小公倍数は6になります。
最小公倍数は簡単にもとめる方法もあります。基本的な問題が出来るようになったら簡単に求める方法も学習してください。
学習する上で
倍数と公倍数を勉強すると、数の決まりや関係がよく分かるようになります。これは算数や数学を勉強する上で大切な力になります。また、この知識は分数の計算や方程式を解くときにも役立ちます。
問題を解くときは、答えを出すだけでなく、どうしてその答えになるのかを考えてみましょう。そうすることで、もっとよく理解できて、長く覚えていられます。
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