約数と公約数は、数を分けるときの便利な考え方です。この勉強では、まず約数について学び、次に公約数、そして最大公約数について勉強します。これらを理解すると、数の性質をもっとよく知ることができ、日常生活でも役立つことがあります。
基本事項
約数
ある数を割り切れる数を約数といいます。
12の約数は 1、2、3、4、6、12
約数は1からはじまり、その数自身で終わります。
約数をペアで見つける方法
約数は必ずペアになっています。片方の約数が分かれば、もう片方も簡単に見つけられます。
例:24の約数を見つけてみましょう。
1 × 24 = 24
2 × 12 = 24
3 × 8 = 24
4 × 6 = 24
このように、小さい方から順に掛け算をして、24になるペアを見つけていきます。
24の約数は 1、2、3、4、6、8、12、24 となります
公約数、最大公約数
2つ以上の数に共通する約数を公約数といいます。 公約数の中で一番大きな数を最大公約数といいます。
18と24の公約数を求めましょう。
18の約数:1、2、3、6、9、18
24の約数:1、2、3、4、6、8、12、24
共通する数(赤字)が公約数です。 答え:1、2、3、6
18と24の最大公約数を求めましょう。
上で求めた公約数の中で一番大きな数が最大公約数です。 答え:6
最大公約数は簡単に求める方法もあります。基本的な問題が解けるようになったら、簡単な求め方も勉強しましょう。
→最大公約数・最小公倍数の便利な求め方はこちら
学習のポイント
約数と公約数を勉強すると、数を分けたり、共通点を見つけたりする力が身につきます。この知識は、分数の計算や、物を同じ数ずつ分けるときなど、いろいろな場面で役立ちます。問題を解くときは、ただ答えを出すだけでなく、どうしてその答えになるのかを考えてみましょう。そうすることで、もっとよく理解でき、長く覚えることができます。
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